先日、床屋さんでの話し。
あの有名な酒蔵さんがやっていた紹介のみの会員制で、完全予約制だったお店が撤退して、新しいお店になったとのこと。
あのお店が無くなって、新しいお店…
そりゃあ、行くしかないでしょ〜
と思っていた矢先に、ちょーどタイミングよく、早い時間からの呑みのお誘いが…。
これは、もう行けってことに間違いない!
ということで、一見、敷居が高い隠れ家的な『旬蕾(しゅんらい)』さんへ。
入口の杉玉が目印のお店
人形町から金座通りを久松町の方に進み、大門通りを右に曲がり、2つめの通りを左へ。
ここは人形町では少し広めの通りで、飲食店が立ち並ぶ。
そこを進むと、左手に杉玉が飾られたお店が…。
看板もなく、暖簾も出ていない…(暖簾はもう少しで出来上がるそうです)。
何とも入りづらいお店。
でも、行くと決めたので、早速、中へ。
カウンターがメインの上品な店内
店内は明るく、上品な内装。
カウンターが9席に個室が1部屋とこじんまりしたお店。
女将さんとスタッフの二人でまわしているのだが、気軽に話しかけられるぐらいの距離感がいい。
棚には選りすぐりのお皿と日本酒が並ぶ。
焼き物が大好きな私として、このこだわりはテンションが上がる。
しかも、置かれている日本酒、どれも今まで呑んだことがないものばかり…。
これは楽しみだぞ〜♬
全体的にリーズナブルでビックリ!
とはいえ、今までここにあったお店は、紹介のみの会員制で、完全予約制だったお店。
気軽に入れるようになったとはいえ、お値段はそこそこするんだろうなぁ〜とドキドキしながらメニューを見る。
えっ、えっ、えっ、えぇ〜!!!
お手頃どころか、かなりリーズナブルな料金設定じゃないですか!!!
そして、どれも美味しそうだ。
日本酒にこだわりをもっているお店なのに、日本酒が呑めない人をも受け入れる度量が感じられるのが、またイイ!!
料理に合わせて日本酒を選んでくれる
ただ、早速、日本酒を頼もうにも知らない銘柄ばかり…汗
最初だけお好みをお伝えして、まずは一杯。
あとは、料理を頼んで、それに合う日本酒を選んでもらうのを繰り返す。
二人で行ったので、一品で一合というのが、また丁度いい。
ささみの昆布〆。
開店前に仕込んで、ちょうどいい感じに昆布の旨味が染みたささみ。
閉店頃になると、かなり昆布の旨味が染み込んでいるらしいが、それはそれで食べてみたい。
合わせるのは、奈良の日本酒『みむろ杉』。
次は、原木椎茸の蒸し焼き。
写真ではなかなか伝わらないが、ひと口噛んだときにジュワ〜とでる椎茸の旨味と椎茸の歯ごたえが最高。
合わせるのは、群馬の日本酒『淡緑』。
今度は、蒸し野菜のお浸し。
野菜の名前は失念してしまったが、ちょっと珍しい野菜。
食感がイイ。
合わせるのは、滋賀の日本酒『不老泉』。
今度はお皿を指名して、出してもらったクレソンサラダ。
葉だけではなく、茎や根の方まで使われており、食感がたまらない。
クレソン、そんなに好きじゃなかったけど、これは毎回食べたいかも。
合わせるのは、愛知の日本酒『義侠』。
最後は牡蠣のつくだ煮。
ネーミングから想像していたのは、小ぶりの牡蠣がちょろちょろある感じだったのだが、見事に裏切られた。
口に入れて、噛んだときにあふれる牡蠣の風味がますます日本酒をすすめる。
合わせるのは、先ほどの不老泉 無濾過生原酒の飲み比べ。
いや〜、はじめてのお店ということもあり、呑んで、食べて、もう大満足。
いずれも素晴らしいペアリングだ。
次回は、絶対にすき焼きを食べよう。
あ、あとクレソンサラダも(笑)
誰にも教えたくない名店
今日は、実にいいお店を見つけることができた。
できれば、このまま誰にも知られずにひっそりと続けて欲しいんだけどなぁ。
それはそれでお店が無くなってしまうのも困るので、このお店も大きな花を咲かせてほしいものだけど…。
せめて、せっかく顔を覚えてもらっているまだ旬のうちに、今後もちょいちょい来てみよう。
お店紹介
今回、お邪魔したのは、人形町二丁目にあるこちらのお店です。
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